ドラマ・芸能ネタ好きのブログ

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松本清張の三億円事件

社会的ミステリーと言えば、松本清張。
約40年になる執筆活動で、
残した作品は、1,000作にもなるそうです。
ただの謎解きのおもしろさだけではなく、
彼の作品の魅力は、人間の巧みな心理描写。
社会の低く暗い部分や、
人の情念というものが練り込まれているのです。

だからこそ、映像化された作品も多く。
有名なのは「ゼロの焦点」でしょうか。
1961年に初めて映画化され。
主人公に犯人が断崖で犯行を告白するという
現在では、2時間ドラマのお約束的シーンは、
この映画のラストシーンが始まりと言われているそうです。
その後、違うキャストでドラマ化が繰り返され、
2009年には、禎子役が広末涼子さん、佐知子役が中谷美紀さん
久子役が木村多江さんという映画「ゼロの焦点」も生まれました。

【送料無料】ゼロの焦点 [ 広末涼子 ] 他にも「点と線」や、「砂の器」など数々の名作ありです。 原作を読んだことがなかった人も、ドラマや映画が、 松本清張ワールドへの入り口になる人も多いのではないでしょうか? 読むと、情景が浮かぶような文章の松本清張の作品を ぜひ、読んでもらいたいですね。 そして、また、ドラマ化された作品がありました。 原作は、「小説 3億円事件 米国保険会社内調査報告書」 のドラマ「三億円事件」です。 テレビ朝日の開局55周年記念として放送されたこのドラマ。 主演したのは、田村正和さん。 【送料無料】古畑任三郎FINAL フェアな殺人者 [ 田村正和 ] かっこよかったですよねぇ。 1968年に起こった、三億円事件が 時効となった翌年の1976年からストーリーが動き出します。 田村正和さんが演じたのは、 保険金を支払ったアメリカの保険会社の調査員。 犯人に2億円を賠償させるために、独自に調査を始めるのです。 まるで、この役は、田村正和さんのために作られたようで。 それぐらい、ぴったりとあって、かっこよかったのです。 とは言っても、基礎は、本当にあった未解決事件。 アメリカ・ENY火災海上保険の査定部長・武田秀哉を 田村正和さんが演じることによって、 現実味がなくなるようでは困ります。 かつて母を日本に置き去りにして渡米していたという過去。 そして、犯人に対して、純粋な恋を見守りたかったという優しさ。 そんな武田という人間味が十分に出ていたように思います。 さらに、他のキャストも豪華でした。 武田をサポートする調査員・中岡涼子を演じたのは、余貴美子さん。 元警察官の調査員・高原薫役は、段田安則さん。 白バイ警官になり現金輸送車を襲った実行犯・浜野健次役は、 NEWSの手越祐也さん。 その健次の恋人・小林ユカ役は、北乃きいさんです。 松本清張の原作は、かなり大胆な設定。 アメリカの保険会社が調査し、明らかになっていく事実は、 本当にこれが真相では?と思えるような謎解きに。 どこまでがフィクションなんだろう・・・とまで思える作品でした。 昭和の二大未解決事件・第二夜として、翌日に放送されたのは、 「黒い福音 国際線スチュワーデス殺人事件」 定年を間近に控えた警視庁捜査一課の刑事・藤沢六郎を演じたのは、 ビートたけしさん。 こちらのキャストも豪華で。 藤沢とコンビを組む若手刑事・市村由孝を演じたのは、瑛太さん。 謎の教会信徒・江原ヤス子役は、竹内結子さん。などなど。 【送料無料】ストロベリーナイト スタンダード・エディション [ 竹内結子 ] 松本清張が描く、昭和という時代。 ますます、はまってしまいました。