時代劇って、あまり見かけなくなりましたね。
もちろん、過去には、いろいろな名作やシリーズものが。
「暴れん坊将軍」は、よく再放送されてますし、
「水戸黄門」が終了する時は、ニュースにも。
他にも、「子連れ狼」、「座頭市」、
「大奥」、「大岡越前」、「鬼平犯科帳」などなど。
お正月には、「忠臣蔵」がよくスペシャル放送されてます。
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今、定期的に時代劇を見るならば、NHKの大河ドラマです。
もちろん、現在放送中は「八重の桜」。
八重（綾瀬はるは）とライバルの才女、
容姿端麗になぎなたの名手という
文武両道の中野竹子を演じているのが黒木メイサさん。
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出産後のドラマ初出演ということでも話題になってましたよね。
そして、もう一つ、BS枠でも、NHKで定期的に時代劇見られました。
BSプレミアムで毎週金曜日・夜8時から放送。
先週の21日から始まったのが「酔いどれ小藤次」です！
主人公・小藤次を演じるのは、竹中直人さん。
竹中直人さんも、かつて大河ドラマに主演してましたよね。
1996年の「秀吉」でした。
彼らしい、何かと弾けた演技は、竹中版・秀吉とかなり評判でした。
そう言えば、竹中直人さんの弾けた演技なら、
思い出すのは、映画「Shall we ダンス？」。
この映画の公開もちょうど1996年。
テンションの高い男＝竹中直人のイメージは、
この時に出来上がったかもしれませんね。
今回の「酔いどれ小藤次」は、かなりそのイメージとは違うようです。
演じる赤目小藤次は、とても落ち着いた雰囲気と対照的です。
このドラマ、今年のお正月にあった時代劇の連続ドラマ化なんですね。
元旦にNHKで放送された「御鑓拝借 酔いどれ小籐次留書」。
主君の無念を晴らすために、御鑓拝借（おやりはいしゃく）という
大胆な騒動を起こした忠義の下級武士のストーリーでした。
その事件の後の活躍を連続ドラマ化するんだそうです。
なんと、大の酒好きで初老の剣豪が、恋したり、子育てすることなんかも！
御鑓騒ぎののち、静かに長屋で暮らし始めた小藤次のもとに
幕府の大番頭の水野監物の奥女中・おりょうが現れた初回。
では、ちょっと今回のキャストを見てみると。
その、水野に忠義を示すおりょうを演じるのは、比嘉愛未さん。
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どうやら、小藤次の「恋」は、彼女のようですね。
刺客となり、小籐次の命を狙う須藤平八郎は、上地雄輔さん。
乳飲み子を背負いながらも、殺陣するシーンは、ちょっと驚きです。
この子を小藤次は「子育て」するようです。
柳橋の料亭「万八楼（まんぱちろう）」の女将・おこうは、鶴田真由さん。
小籐次に命を救われたことがある久慈屋昌右衛門は、津川雅彦さんです。
自ら武士を辞めようとまで決心する小藤次は、本当にストイックです。
怒りも悲しみも憎しみまでも、全てを自分の中に閉じ込めて。
演じる竹中直人さんは、それは、かなり疲れることに気付いたそうです。
中に込めるか、外に出すかの違いだけで、
実は、秀吉と同じ熱い物を持っていると感じていて。
とは言っても、立派な演技プランを立てているわけではなく、
現場の流れに任せているタイプが竹中直人だと。
役作りって、一番つまらない作業だと思っている。からなんですね。
あまり笑顔のシーンがない「酔いどれ小藤次」。
なので、撮影中、他の役者さんを笑わかせているそうですよ。
変な顔したりして、比嘉愛未をきっと笑わせていそうですね。
それでこそ、竹中直人さんです。
